マンガ・パンデミックWeb展 Manga Pandemic Web Exhibition

Report

2020.10.10ー16 〈マンガ熱〉感染状況(5週目)

2020.10.20

〈マンガ熱〉感染者数=パンデミック・マンガ応募者数:16人

10の国・地域(含む不明)から、のべ16名、45作品の応募がありました。
9.11からの累計「感染者」数はのべ99人、応募作品数は350となりました!

10の国・地域の内訳は以下の通り。

日本=3名
中華人民共和国=3名
フィリピン共和国=1名
コロンビア共和国=1名
ウズベキスタン共和国=1名
ブラジル連邦共和国=1名
チェコ共和国=1名
メキシコ合衆国=1名
イラン・イスラム共和国=3名
不明=1名

みなさんにお送りいただいた作品は、「Gallery1」に掲載されています。

展覧会の情報ポータルサイトとして知られる「artscape」(DNPアートコミュニケーションズ)に、高嶋慈さんによる展覧会レビューが掲載されました。

そこで、評者は、本展の「マンガとオンライン」という側面に注目した上で、「原稿のデジタル化への移行、スマホやタブレットなどデジタル媒体でのマンガ視聴の増加に鑑みれば、「オンライン展示」はマンガというメディアと相性が良いのではないか。」と分析されています。
また、「「現在進行形」の出来事を「現在進行形」で募集・展示するという本展の実験性は、「キュレーションの所在」という問題も浮かび上がらせ、「マンガ展のキュレーションとは」という本質的な問いを喚起する」とも。
一方、「本展における「コロナウィルス」の表象は、(色や突起の数などの差異はあるが)画一的で記号化が定着し、表現としての魅力には乏しい」という鋭いご指摘も。高嶋さんも書かれているように、「会期終了までに、「数」「地域的多様性」だけでない表現の幅広さがどこまで生み出されるのか、期待したい」ところです。